日本の建国と同時期にメキシコで起こっていたこと。

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日本ができた日、日本になった日

今日は朝から胃が痛むので、

ちょいと短めで失礼します。(泣)

ア・ミ・マネラ(A mi manera)を聞きながらお読み頂ければメキシコらしくなると思います。

 

単なる偶然なんですが、

日本の建国の日と、

僕のメキシコ生ブログ【キオテ通信】の誕生日が同じなんですよね。(苦笑)

 

だから何だってことですが、(苦笑)

昨日はキオテ通信2周年記念について投稿しました。

そこにはキオテが何なのかとか、

どうして始めたのかということを

つらつらと書いたわけですが、

モノゴトの起源を知ると疑問がスカッと晴れることがあるので、

僕はできるだけ「根っこ」を見るようにしています。

 

話は飛びますが、

今のウクライナ―ロシア情勢だって、

ロシアが一方的に仕掛けている感がありますが、

歴史を紐解くとロシアが怯える理由も分かるような。

 

昨年の1月に西日本を車で一周していたんですが、

その際に淡路島に行ったんです。

ホントにざっとなんですが、

「お~ここが古事記に登場する2神が下界をグルグル搔きまわして日本が生まれた場所なのねぇ」

なんて思いながら、

おのころ神社や伊弉諾神社、江島などを周ったのでした。

 

日本の建国に関係する、

奈良県の橿原神宮なんかも、

「日本の歴史が始まった場所」として、

もっと注目され、

外国人にも必ず案内したい場所です。

 

神武天皇が即位したその日が、

紀元前660年2月11日という話。

これを日本の建国の日としているわけですが、

この日付の信ぴょう性には賛否両論あるようですね。

「だいたいそれぐらい」ということです。

 

同じころ海の向こうメキシコでは・・・

で、

紀元前660年といえば、、、

海の向こうメキシコでは、

オルメカという大文化が佳境に入りつつありました。

 

オルメカというのは、

今日メキシコがあるエリアの南半分、

メソアメリカと呼ばれるエリアのちょうどくぼんだ部分、

テワンテペック地峡のメキシコ湾側に興った、

メソアメリカで最初の文化圏のこと。

👇この辺り

 

もちろん、

それ以前にも宗教を伴う集落や、

農業を基盤として定住する集落など、

人間の生活は各地で確立されていたのですが、

地方各地に影響を与えるまでの、

大きな文化圏に達することはありませんでした。

👇モカヤというエリアで発見された宗教的建造物。推定紀元前3000年頃のもの。

👇今は畑が広がっています。

農地ががひろがる

 

オルメカというのはこの点で、

その後のマヤ、テオティワカン、アステカで知られるメシカなど、

昔のメキシコ、

メソアメリカ各地に影響を残すことになる信仰が生まれ、

権力を持つ主張の存在など、

それまでの小規模集落では見られなかった文化的要素が発達した場所なのです。

 

そんなオルメカは、

大きく分けて3つの都市で繁栄を遂げました。

この紀元前600年ごろというのは、

その中心地はラ・ヴェンタ(La Venta)から、

トレス・サポテス(Tres zapotes)に移っており、

更に、

このトレス・サポテスを中心にして、

次の時代への「移行」が進んでいたのです。

👇トレス・サポテス

 

オルメカからマヤへの変遷期

そのオルメカから引き継がれた時代をイツメニョ、

またはミヘ―ソケ(Mixe-Zoque)というのですが、

この時代にですね、

マヤの文字にも繋がる「文字」や暦が発明され、

セイバ(マヤの木)を中心にした宇宙観など、

オルメカでは見られなかった文化的要素が発達し、

マヤへと変遷します。

ちなみに、

マヤ暦一つクエンタ・ラルガ(ロングカウント}暦で、

最も古いものはこのトレス・サポテスから出土しています。

👇右のものがトレス・サポテスから出土した石碑Cに刻まれたクエンタ・ラルガ暦。7.16.6.16.18=AD32年を表します。

左はクラシコ期のマヤ最後の大都市トニナから出土した最後のクエンタ・ラルガ暦。10.4.0.0.0=AD909年を意味します。

暦の読み方は現地で丁寧にご説明します~

(出典:Arqueologia Mexicana

👇赤丸の部分から青丸の部分にかけてがイツメニョ文化圏。

モカジョではなくてモカヤ(モカジャ)の間違いです。(謝)

青丸のあたりに、

発展前のマヤのご先祖さんも住んでいたとする説が有力です。

そんなメソアメリカの激動の時代というのが、

この太平洋の反対側、

「日本の誕生期」という激動であったであろう時代とも重なるんですね。

👆推測ですが。

 

このオルメカのエリア、

テオティワカンのような巨大なピラミッドはありませんが、

メキシコ史上、

とっても大事な場所で興味深いエリアですので、

マヤ圏などへのご旅行に合わせて立ち寄られるのもおススメです。(笑)

👇オルメカ最初の都市、サン・ロレンソ。ただの草原に見えますが、メソアメリカ最大の人工の建造物でもあります。

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👇オルメカ第2の都市ラ・ヴェンタ。紀元前1200~

 

はい、

というわけでして、

胃が痛むので今日はこの辺で・・・

 

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