歴史的な建物での卒業パーティーに、もうコロナは無かったよの巻。
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メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、
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育児期間中につき、
投稿が断続的になっております~。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
そろそろパーティー、いいんじゃないですか?(苦笑)
👆優に数千人はいるであろう昨夜の卒業パーティー会場の様子
コロナとパーティーの共存「完」
日本以外の世界は?
もうコロナから出かけているようでして?
メキシコもそんな雰囲気で、
「あ~制限無しに人に会える~」
というのもそうなんですが、
もう一つとっても大事なことがあるんです。
それは・・・
「パーティーができる」ということ。(笑)
「メキシコ=パーティー」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
その通りでして、(笑)
とにかく大なり小なりパーティーをたくさんします。
「人に会う・会わない」というよりも、
「みんなでパーティーができる・できない」
の方が大事。(笑)
「お食事会」と「パーティー」の違い。
ちょっと考えてしまいますが、
強いて分けるとすれば、
ダンスタイムの有無だと思うんです。
ただ集まってご飯を食べる場合は、
Fiesta(パーティー)とは呼ばず、
「昼食」とか「夕食」って呼びます。
「Vamos a fiesta」という場合は、
必ずお酒があって、
必ず音楽があって、
必ず踊って、
という要素が入ります。
今回は紛れもなくFiesta(パーティー)なんですが、(笑)
もうかれこれ13年ぐらい、
家族ぐるみの付き合いがある友人の大学卒業パーティーで、
それにお呼ばれしたのでした。
僕にとって前回のパーティーは・・・
2019年の冬、
コロナ前のことで、
実に3年ぶりのパーティー。
ちなみにスーツを着たのもその時以来3年ぶり。(苦笑)
一応「コロナの状況次第ね」という条件付きで、
半年前から参加のお約束をしてあったんですが、
いつの間にかコロナで不参加という選択肢は消えてました。(苦笑)
マジメな僕は一応マスクをしていったんですが、
会場に入るやいなや、
「あ、これ、マスクしてる意味ねぇわ」ってことに気付き、
自分も途中からするのやめることに。
だって、
優に数千人はいるであろう会場で、
歌って叫んでダンスして、
ウルサイから超至近距離でべちゃくちゃおしゃべりするわけですから、
ぶっちゃけマスクなんかしてらんないです。(苦笑)
感想。
このパーティー会場には、
もうコロナは存在していませんでした。
完全にコロナ前のメキシコの姿に戻っていました~。
こういうのは家族・友人みんなを呼ぶので、
老若男女、
下は0歳、
上は80歳超の方もいて、
もちろんノーマスク。
みんなでわいわいがやがや楽しんだのでした~。
完全になくなるのを待っていてもキリがない。
ことあるごとに全く異質な「日本」と比べる意味はないんですが、
僕は日本人なので日本としか比べることができないのです。(沈)
こういうのを体感すると、
「日本」の空気感とのズレが明白に出ます。
「感染がこわい」
「うつして他人に迷惑を掛けたくない」
だから「旅行に出ない」
「マスクをずっとする」
「自粛する」
というのは一見真っ当そうに聞こえますが、
そんなこと言っていたら、
また次の脅威も出てきたりして、
たぶんその内人生終わるよねって思うんです。
それがコロナであっても、
何かの事故や病気であっても。
ここメキシコの今日のパーティー会場では、
少なくても今日この時点で、
多くの人達は、
「感染がこわい」
「他人に迷惑かけたくない」
だから「外出もパーティーも自粛継続」
と思うよりも、
「もうさすがに良くね?」
という考えの人々の方が圧倒的に多かったようです。
その証拠が冒頭の写真👆
無責任?
ん~、ちょっと違うような。
僕は日本の大学の卒業式に行ったことはないんですが、
どんなことをするんでしょう?
卒業証書授与式が全体であって、
その後個別に居酒屋に行って打ち上げ、
みたいのがあるんですかね?
メキシコの大学は、
単位を取り終えると論文+質疑応答形式の最終試験、
またはペーパーテストがあって、
それをクリアすると学位をもらえます。
最終試験時にも家族や友人を呼び、
合格後はもちろんパーティー。(笑)
今回盛大に祝われた卒業生の皆さんは概ね21歳。
ちょうど自分が日本を出た年齢なんですよね。
今でもその時の様子を思い出せるんですが、
もうあれから20年近く経ったのか、
と考えると、あっという間ですねぇ。
もう一回この時間を過ごすと還暦!(笑)
更にもう一回で日本の平均寿命!(笑笑)
ウカウカしている内に、
「楽しい時間」、
「できる時間」がドンドン過ぎちゃいます。
スぺインのバスク地方由来の建造物Las Vizcaínas
で、
せっかく歴史的建築物が会場だったので、
ちょっとそれについて少し書いときます~。
あんまり観光ルート、
とりわけ日本の旅行者には殆ど縁がない?
ような場所なんですが、
メキシコの中心部、
メキシコシティの歴史地区にあり、
歴史的価値が高い建造物ですので簡単にですがご紹介しておきます~。
Las Vizcaínas(ラス・ヴィスカイナス)と呼ばれている建物で、
今回はパーティー会場に変貌しましたが、
元々は学校なんですよね。
ソカロの南西直線距離で800mぐらいところにあるんですが、
今でも幼稚園から高校まで運営されていて、
事実、中には校庭もあります。
1734年に建設が始まりますが、
イロイロあって開校したのはその約30年後の1767年。
大政奉還のちょうど100年前の時代ですね。
17世紀、18世紀というのは、
バロック建築の全盛期。
バロック様式の中に顔を覗かせる遠くはギリシャ建築、
そしてアラブの要素も、
世界の歴史の流れを間近に感じさせられるところに、
こういったメキシコの建築の面白さがあるんです。
👇少しでも細部を見るようにするとまた面白いメキシコの建築見学
ピラミッドなどのメソアメリカの建造物にも同じことが言えるんですが、
教会などのヨーロッパ建築を見て、
ただ「きれい~すごい~」ではなくて、
芸術を通じて歴史の潮流を感じるというんでしょうか。
その流れに付随して、
いろんな歴史的事件も起こりますから、
それらを一緒に捉えると、
その場所の背景がわかってきます。
で、話を開校の年数まで戻しますと、
カトリック教会側はこの学校を従来通り教会組織の一部にするつもりだったんですが、
学校職員側は、
もちろん宗教の講義は行っても、
組織自体は独立したものにしますよ~
という立場を取ったんです。
それで押し問答していたら、
30年もの月日が流れてしまったとのこと。
名称がVizcaína(ヴィスカイナ)となっていますが、
これはスペイン北部、
フランスとの国境をまたぐ地域のバスク地方にある、
ヴィスカヤ(Vizcaya)県から名付けられています。
スペイン語ではヴァスコ(Vasco)といいます。
Vizcaínoで「ヴィスカヤの」という意味。
この学校は無条件に「全員」に開かれたものではなくて、
女性、
特にバスク地方出身者、
またはヌエバ・エスパーニャ生まれの女性への教育を目的に開校しました。
バスク地方と言えば、
ETAで知られるスペインからの独立を望む保守派の活動が活発ですよね。
住民は公用語はEuskara語(バスク語)という、
彼らの言語とスペイン語、
またはフランス語のバイリンガル。
スペインからの独立は回避されているようですが、
その代わりに自治権が与えられているという、
複雑な事情があるようです。
はい、
てなわけでして、
前半は脱コロナ後のメキシコのパーティー事情、
後半はLas Vizcaínasの歴史について書いてみました。
僕のメキシコシティ中心部のツアーでは、
こういった歴史的ヨーロッパ建築も見て回って頂けます。
建築にご興味ある方はぜひお申し付けください~。
ではまた明日。
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