メキシコのクリスマスの習慣ポサダとは・前編

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

ポサダとは。前編。

☝世界遺産であるモレリア市中心部の大聖堂

 

クリスマスシーズンの到来!(笑)

てなわけで、

これから少しだけクリスマス関連の投稿が増えるかもしれません。

 

この時期(12月の半ば)になると、

メキシコではもう休暇モード全開です。(笑)

 

僕は前職でレストランへの卸業の営業の仕事をしていたのですが、

12月の売上は前半だけ。

 

後半は首都の売上が急降下し、

逆に上がるのがアカプルコやカンクンなどの観光地。

 

日本の様に、

「年末商戦」なんていう過激な言葉など存在しません。(苦笑)

 

デパートやプレゼント関係は忙しいですね。

でも特に都市部の人達は、

12月中旬以降は休暇をとる人が多くて、

街中のレストランというのは大抵売り上げが落ちるのです。

 

中旬以降はみんな出てしまうので、

会社の忘年会需要も12月前半に集中します。

 

カトリック教徒が8割を占めるメキシコでは、

今日12月16日から9日間というは特別な期間です。

 

この期間をポサダ(Posada)というのですが、

これはキリストが生まれる9日前から、

母のマリアさんが、

キリストを産むために、

ベツレヘム(パレスチナ)に辿り着くまでに歩いた期間とされています。

 

毎晩泊めて貰えるように住人にお願いして回りました。

 

だから現代でも、

メキシコには

HotelではなくてPosadaとしている宿泊施設があります。

 

このポサダが始まると、

メキシコでは2月2日まで、

キリスト関連の習慣が続きます。

 

メキシコのクリスマスは、

12月25日だけではないんですね~。(笑)

 

ポサダ、Posadaと書くのですが、

この語源はスペイン語でPosar。

ポーズという意味でも使われる単語です。

 

これはラテン語のPausareが語源で、

意味はストップ。

“止まる”こと。

 

現代のポサダの習慣の形に近いものになったのは、

メキシコが独立を果たした後、

つまり1821年以降と考えられています。

 

これも遺跡と一緒で、

「今日からポサダをこのようには始めます!」

とやったわけではありません。(笑)

 

元の形があって、

それが各地の要素と合わさり、

形を変えながら今日のポサダになっているのです。

 

それで、

このポサダ、

何なのかと言うと、

これも宗教的習慣で、

メソアメリカ(今のメキシコ)の地に乗り込んできた

スペイン人の大義名分であった「布教」の一端を担ったのです。

 

ピニャタもそうでしたね。

 

現地の人達にとって「異物」であったヨーロッパの宗教を

教え込むために用いられた、

いわば道具的なものです。

 

スペイン人達は暴力も使いましたが、

まずは地元の住民が持っていた習慣との共通点を探し、

それに「同化」させようとしました。

 

クリスマスの習慣や、

あとは死者の日も同じです。

 

そこで使われたのが、

メシカ(アステカ)の神であり、

戦いの神でもあったウィツィロポシュトゥリの生誕を祝う儀式、

パンケッツァリストゥリ(Panquetzaliztli)です。

 

☝知らなくてもいいです。(苦笑)

 

この儀式は12月6日から20日間に渡って行われていたと考えられています。

この儀式にポサダをあて、

12月25日のキリスト誕生を信じ込ませようとしたわけです。

 

でもどうやって?

 

続きは後編で~

 

#MexicoCentralTours

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