アメリカ大陸最初のクリスマスの話・その1

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

アメリカ大陸最初のクリスマスの話・その1

☝この時期キリストの誕生の場面を再現したナスィミエント(Nacimiento)が各地で見られます。

 

いよいよクリスマスが近づいて来ましたね~。

 

早いものです。

 

あっという間に一年が過ぎ去りました。

そう感じるのも、

去年の時期の出来事を、

あたかも昨日のことのように思い出せるからです。

 

「去年のこの日、

あのお客様とあそこにいたなぁ」

とか、

「あのお客様と沢山ダンスして楽しかったなぁ」とか(笑)

☝全然ガイドらしくないですよね。(笑笑)

 

それだけ僕にとって激動で、

印象深い一年だったということです。

 

日本もこの時期、

クリスマスって賑やかな時期ですよね。

東京世田谷区経堂の今は無き寿司屋でバイトをしていた時、

クリスマスは一年の内でもっとも混む日の一つで、

店の外まで長蛇の列でした。

 

クリスマスとスシ、

なんか変な感じもしましたが、

そんなものだと思って、

ただただ仕事を捌くに必死だったあの頃を懐かしく思います。

 

日本て奇妙な文化だなぁと思う事があるのですが、

その筆頭がハロウィンとクリスマス。(笑)

 

大半または多くの人達は歴史的背景などは関係なく、

とりあえずその二つの日をお祭りムードで過ごします。

 

かく言う僕も、

子供の頃、

クリスマスはお正月と並んで最も重要な日でした。

 

理由はもちろん、

「プレゼント」が届くから。(笑)

 

サンタがどこにいようが、

どういう歴史であろうが、

キリストがその日に生まれようが、

なんでも良かったのです。(苦笑)

 

☝なんてつまらない少年だったのでしょう。

 

ただただ、

クリスマスの朝に不思議とプレゼントが届く現象が楽しみで楽しみで、

その前の1カ月は何を頼もうか、

弟と一緒にルンルン・ワクワクしていたのを思い出します。

 

で、そのクリスマス、

実はメキシコでは“クリスマス”とは呼ばないのです。

 

もちろん“メリークリスマス!”とも言いません。(笑)

 

なんていうのかと言うと、

“フェリス ナヴィダッ!”。

Feliz Navidadと書きます。

 

語尾にドゥと小さく入るのですが、

日本語では書き表せないので、

ッと書いています。

 

フェリスはハッピー、

ナヴィダッはクリスマス。

 

同じキリストの生誕を祝う行事なのに、

ぜんぜん違いますネ。(苦笑)

 

Navidad。

これ実はラテン語が語源です。

言語学に詳しい方もいらっしゃると思いますが、

スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語と、

全部ラテン語から派生しているのです。

だから“似ている”のです。

 

で、

Navidadはラテン語のNativitas(ナティヴィタス)から来ていて、

その意味はスペイン語でNacimiento(ナスィミエント)

つまり“生誕”という意味です。

 

世界史に出て来る

ルネサンスってあるじゃないですか。

文化復興運動。

これはフランス語ですが、

スペイン語では、

レナスィミエントと言います。

 

レは、Re=再、

ナスィミエント=生誕

つまり“復活”。

 

ちょっと脱線しましたが、

何が言いたいのかというと、

とりわけ“生誕”を意味する

ナティヴィタス(Nativitas)はメキシコでは

キリストの生誕を意味する象徴的なワードでして、

メキシコでは各地で地名にもなっています。

なぜならば、

今日のメキシコはカトリックの国。

減少傾向にあるとはいえ、

信者の数でアメリカ大陸ではブラジルに次ぎ、

その数は国民の約8割に相当します。

 

カトリックの人達にとって、

このナヴィダッ(クリスマス)が大事でないワケがありません。

 

一年の内で最も重要な日の一つです。

ここでの重要というのは、

日本のような表面的で商業的なものではなく、

生活そのものである信仰として重要という意味ですヨ。

 

ところで、

アメリカ大陸にはキリストが生まれた頃から、

ナヴィダッ(クリスマス)ってあったのでしょうかねぇ?

 

その答えは・・・

 

また次回に~(笑)

 

#MexicoCentralTours

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